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デジカメ入門

Last update 2006-10-22 20:03

「Yahoo!インターネット検定 デジカメエキスパート3級」所持の管理人(デジカメ使用歴6年)によるデジカメ入門。ちなみに、左記の3級の検定は、無料で受けられる上、おそらくほとんどの方が合格する内容です(爆)。

デジカメの必要性

 大仏や大観音を訪れるだけで、心が洗われ、十分楽しんで満足出来ます。しかし、可能ならば、カメラを持って行き、その像の姿を撮影することをオススメします。自分にとっての記念にもなりますが、その像を訪れていない他の方にとっての資料ともなるからです。
  文化財などに指定されるような大仏はともかく、当サイトで扱う像には個人などが建立したものも多く、時代とともに失われていく可能性も少なくありません。像が失われた時、その写真はかけがえの無い価値を持ちます。また、失われることはなくとも、像と像を取り巻く風景は常に変わり続けています。そのため、たとえネット上などに多くの写真がストックされているメジャーな像であっても、あなたが撮影した写真は貴重な歴史のヒトコマとなるハズです。
  去年今年、春夏秋冬、朝昼晩、雨の日風の日晴れの日、平日休日…その像が存在した日々の証を後世に遺しましょう。…大げさですが、そんなカンジ(^^;)。

 で、そんな記録作業に必要なものはカメラ。中でもデジカメは様々な点で便利です。個人的に最大の利点と思っているのは、撮影枚数の多さです。フィルムカメラで数百枚の写真を撮影するなんて、プロカメラマンかハイアマチュアの領域です。しかし、大容量の記録媒体が普及してきたデジカメならば、毎日数百枚の写真を撮影するなんて暴挙も十分可能です(笑)。
 前後左右、全体と細部、周りの様子などを撮影していくと、一体の像で数十枚を撮影しちゃってた…なんてことも多々あります。"いい写真"を撮るためにフィルム式の一眼レフカメラを使うにしても、デジカメも用意しておきたいものです。

デジカメの基本知識

■デジカメ(デジタルカメラ)

 何は無くとも、まずはコレが無いと始まりません。デジタル一眼レフカメラが理想ですが、持ち運びや使い勝手を考えるとコンパクトな機種もオススメ。高倍率のズームがあって、暗いところでもフラッシュ無し撮影できる高感度に設定でき、手ぶれ補正機能が付いて、バッテリーが長持ちするような機種があると良いのですが、なかなか全てにおいて完璧な製品は無いかもしれません。ただ、よっぽど変わった機種を選びさえしなければ、基本的な性能は備えていますから、見た目のインスピレーションで選ぶのもありでしょう(笑)。

■記録媒体(メディア)

 デジカメで撮影した写真を記録する周辺機器のことです。たいていは小さなカード型をしています。記録媒体は、デジカメ本体選びとも関わる部分です。おおむね、メーカーによって採用している記録メディアの種類の傾向がありますので、デジカメ本体を買う時に考慮に入れておくと良いでしょう。安くなってきたとはいえ、大容量の記録メディアは1万円くらいはしますから、カメラを買い替えるたびに追加投資するのも大変ですもんね(^^;)。
 記録メディアは携帯オーディオプレイヤーなどでも採用されていることがありますが、その場合、著作権保護機能などに対応したメディアが必要になることもあります。

  • メモリースティック(MS)
    基本的にソニーのデジタルカメラでのみ使われている記録メディア。現在は、"PRO"と表示された大容量製品が標準。形状は、よく「ガムみたい」と評される。

  • メモリースティックDuo(MS Duo)
    メモリースティックの小型版。切手ほどの大きさ。これも基本的にソニー製デジタルカメラでのみ使われるが、PSPの記録メディアとしても採用されているため、TVゲームをする人には使い回しやすいメディアかも。

  • SDメモリーカード(SDカード)
    松下や東芝のデジカメなどで採用されている。大きさは切手ほど。さらに小さなmini SDカード、さらにさらに小さなmicro SDカードも登場している。

  • コンパクトフラッシュ、CFカード(CF)
    少しサイズが大きい記録メディア。TypeIと、少し厚みが増すTypeIIがある。デジタル一眼レフカメラは、基本的にCFスロットを採用している。

  • マイクロドライブ
    CFスロットTypeIIサイズの記録メディア。その他の記録メディアがフラッシュメモリなのに対して、マイクロドライブはちっちゃいハードディスクドライブである。同じ容量なら、フラッシュメモリタイプの記録メディアよりも安価とされる。

 

撮影の基本

■まずは下準備

 デジカメを購入したら、バッテリを充電し、記録メディアをカメラの中に差込ましょう。説明書は…まぁひとまず斜め読み(爆)。以下にひとまず設定しておきたい項目を並べます。メーカーによって項目の呼び方が異なりますので、そこらへんは臨機応変でお願いします♪

  • 画像サイズ
    撮影した画像を、どのサイズで保存するかの設定です。デジカメで撮影した画像は、パソコン上で扱う画像と同じく、小さな点の集まりで構成されています。これが縦横何個あるか、というのが「画像サイズ」です。横1280×縦960みたいなカンジ。この点の数が多くなればなるほど、細かい部分までよく見える写真になります。最大サイズに設定するべきではありますが、とりあえずは、[1280×960]とか[2048×1536]くらいに設定しておきましょう。
  • 画質
    撮影した画像を、どの程度キレイに保存するかの設定です。「画質」はたいて、高画質モードと低画質モードなどのように2種類あり、低画質を選べばファイルサイズが半分ほどになったりします(つまり2倍の枚数を記録できる)。通常は高画質モードを使い、記録メディアがいっぱいになりそうな緊急時に低画質モードの使用を考慮するくらいでヨイのでわないでしょうか。なお、「画質」を設定できない機種もあります。
  • シャッター音
    デジカメはフィルム式カメラと違い、"カシャッ"というシャッター音がほとんどしません。しかし、携帯電話のカメラなどと同じく、シャッターを押した時に音が出るようになっています。好みの問題もあるとは思いますが、シャッター音はOFFにしておくのがオススメです。清閑なお寺の境内などで、"ピポッ"とか間抜けなシャッター音を響かせるのはどうなのかなぁというワケで。
  • 撮影モード等
    ひとまず標準のままのオートで。その他、ホワイトバランスとかISO感度とか設定する項目はあるかもしれませんが(てゆうかある)、それらはおいおい。

■いざ撮影

 とりあえず撮影してみましょう。デジカメの電源を入れて、グッとシャッターを押し込めば、とりあえず撮影できます。が、それだけではアレなので、次に覚えていくべき事柄をちょいと列挙。

  • シャッター半押し
    一番最後までシャッターボタンを押し込むと撮影されるのですが、そこまでいかない程度に軽く押し込むと、ピントなどが合うけれど撮影はしていないという状況になります。これが"半押し"状態です。慣れてきたら、"半押し"してから押し込むようにしてみましょう。デジカメはピントなどが合うまでに時間がかかったりするので、一気にシャッターボタンを押し込んで撮影すると、逆光で真っ暗な写真になったり、ピントが合わずにボケた写真になったりといった写真が出てきます。
  • ワタシはブレない
    よく言われることですが、ワキを締めて撮影するなどして、カメラを安定させましょう。シャッターボタンは、そっと押し込みましょう。あらかじめ"半押し"をしておくと、あとはちょっぴりボタンを押し込むだけで撮影できますから、手ブレしにくくなります。
  • 電源を切る
    一通り撮影が終わったら電源を切りましょう。フツーのカメラと違って、バッテリーが切れるとデジカメは何の役にも立ちません(^^;)。電源を入れたままで放置していても、たいていは2~3分で自動的に電源がOFFになるように設定されていますが、それも勿体ないですよね。
  • マクロモード(接写モード)
    デジカメの画面にお花のカタチをしたマーク(チューリップみたいなやつ)が表示されていれば、たぶんマクロモードに設定されています。マクロモードに設定しておかないと、数十cm以内のものにピントが合わず、ボケた写真になってしまいます。逆に、マクロモードに設定しておくと近くのものにもピントが合ってしまうため、たとえば列車の窓から見た景色を撮影した時など、手前の窓ガラスにピントが合ったりします(笑)。まぁ、気をつけていれば防げることなので、常にマクロモードにしておくのもアリでしょう。ただ、機種によっては"近くのものにしかピントが合わない"という場合もありますので、ご注意を。なお、多くの機種では、マクロモードであっても、被写体との距離は10cmは必要だったりします。この点も注意が必要です。
  • フラッシュ
    フラッシュは基本的にOFFにしておきましょう。最初の状態だと、フラッシュはオート…つまり、暗い場所で自動的に光る設定になっています。周囲の人の迷惑にもなりますし、必要な時だけONにするようにしましょう。

一歩進んだ撮影

 撮影に慣れてきたら、色々な部分で工夫してみましょう。

  • タイマー撮影
    カメラを操作している人自身も写真に写りたい時に使うのが、タイマーの一般的な使用法ではあります。しかし、タイマーはその他の場面でも有効に活用できます。
    たとえば、手ブレ防止。暗い場所ではシャッターを押す時、どうしてもわずかにカメラがブレてしまいます。タイマーをセットすればシャッターボタンを押さなくてよいので、それを防ぐことができます。また、テーブルなどの平らな場所にカメラを置いてのタイマー撮影は、なにげに有効な方法です。薄型や小型のカメラならば、わずかでも平らな場所があればカメラを固定できるので、なかなか便利です。撮影前に液晶で画面を確認しにくいことがありますが、デジカメの利点…失敗しても大丈夫っつーことを活用して、失敗画像を元にカメラの向きを調整するなどして、何枚も撮影しちゃいましょう。
  • 三脚の利用
    一眼レフなどの大型カメラだと、それなりに気合の入った三脚が必要になります。小型のデジカメなら、手のひらに収まるくらいのおもちゃみたいな三脚でも有効に使えます。
    たとえば、タイマー撮影をする際、平らな面が無くとも、カメラの角度を調整できます。デジカメ画像はパソコン上で調整できるとはいえ、最初から完璧な画像が撮れていて損することはあまりないですから、出来る範囲でちゃんとした写真を撮っておきませう。
    他では、ブツ撮り…みやげものやパンフレットなんかを撮影する際に、便利に使えます。室内で買ってきた小物の写真を撮ろうとすると、意外と暗くて手ぶれすることがありますので、それを防げます。また、室内の明かりで被写体がピカピカ光っちゃう時に、それを防ぐトレーシングペーパーや黒い紙などを手に持ってかざしたりもしますが、そんな時はタイマーと三脚が必須気味でふ。

 というワケで、今日もデジカメを持って出かけよう♪


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