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大仏ブック

Last update 2007-04-08 20:04

大仏・大観音関連本

 大仏・大観音に関連した本、寺・神社関係、その他スポット巡りのお役に立ちそうな本のご紹介です。僕が実際に購入して読んだ中からのご紹介なので、数は少ないです(^^;)。

珍寺大道場
著者:小嶋 独観
出版社:イーストプレス  価格:¥ 1,250  ISBN:4872575199
「珍寺大道場」の小嶋さんによる珍寺本。サイトとはまた一味違う切り口で珍寺紹介を楽しめます。カラー写真も豊富ですし、みうらじゅんさんとの対談も収録、とお買い得(笑)。

お寺に行こう!
著者:お寺に行こう!編纂委員会
出版社:扶桑社  価格:¥ 1,575  ISBN:4594048218
「珍寺大道場」の小嶋さんも参加されている寺本。いわゆる珍寺系のみならず、由緒正しいお寺の世界の中にも、イマドキのヒトの心に響くモノがあることを提示してるってカンジ(爆)?

仏像
著者:關 信子 他
出版社:山と溪谷社  価格:¥ 6,720  ISBN:4635090310
ちょっと高いけれど、見ごたえのある一冊。奈良を中心とした有名寺院の仏像の写真集です。像の個性を引き出す写真の美しさも特筆モノ。各像の大きさが「cm」単位で記載されているのも、大仏マニアには嬉しいポイント。古い仏像にも、数多くの巨大仏が存在していることに驚かされます。

奈良の大仏をつくる
著者:石野 亨 他
出版社:小峰書店  価格:¥ 2,835  ISBN:4338075031
奈良の大仏本。分かりやすいイラスト解説で奈良の大仏の製造工程を知ることが出来ます。また、当時の土木や鋳造関係の技術についての言及もあり興味深いです。

ワンダーJAPAN―日本の《異空間》探険マガジン (1(2005 Winter))
著者:
出版社:三才ブックス  価格:¥ 1,200  ISBN:4861990238
「珍寺大道場」の小嶋さんも参加されているワンダー本(?)。珍寺オンリー本ではありませんが、その他の内容も面白いです。「萌える工場」という視点がヒット。

ワンダーJAPAN (2) 2006 SUMMER
著者:
出版社:三才ブックス  価格:¥ 1,200  ISBN:4861990432
「珍寺大道場」の小嶋さんも参加されているワンダー本第2弾。日が当たることはないけれど、愛着を持てるモノ達という意味では、珍寺・巨像に通じるものがあるネタが多数収録されています。

ワンダーJAPAN―日本の《異空間》探険マガジン (3(2007WINTER))
著者:
出版社:三才ブックス  価格:¥ 1,200  ISBN:4861990629
ワンダー本第3弾。全ページ数の3分の1が軍艦島に割かれていますが、それもまたヨシ。

晴れた日は巨大仏を見に
著者:宮田 珠己
出版社:白水社  価格:¥ 1,680  ISBN:4560049920
そこに「ぬっとあるもの」。それが巨大仏。日常生活の風景と、巨大仏との対比がテーマの本。文章も面白くてオススメです。

お寺の経済学
著者:中島 隆信
出版社:東洋経済新報社  価格:¥ 1,575  ISBN:4492313451
「お寺」を経済学の観点から見ていく本。仏教の歴史の概略と、それに関わってくる経済の問題が興味深いです。江戸時代に導入されていった檀家制度や、現代の「法人」としての寺のありようなど、大仏・大観音ともビミョウに関わっていそうなビミョウな問題についての章も読み応えあり。

ROADSIDE JAPAN―珍日本紀行 東日本編
著者:都築 響一
出版社:筑摩書房  価格:¥ 1,890  ISBN:4480035915
珍スポット・B級スポット本。巨像めぐりの旅の途中に、ぜひ立ち寄っていきたい物件が満載です。

ROADSIDE JAPAN―珍日本紀行 西日本編
著者:都築 響一
出版社:筑摩書房  価格:¥ 1,890  ISBN:4480035923
珍スポット・B級スポット本。西日本も頑張っていますよ(笑)。表紙が東西ともモアイ像ですが、別々のスポットのモノであることは言うまでもないですよね。

全国お宝スポット魔境めぐり!―歴史と常識を覆す、「禁断の聖地」を一挙公開!
著者:
出版社:宝島社  価格:¥ 900  ISBN:4796693785
全国のお宝スポット珍スポット本。収録されたスポットは101ヶ所。詳細情報も満載の濃ゆい一冊。

大名古屋大観光
著者:永谷 正樹
出版社:イーストプレス  価格:¥ 1,575  ISBN:4872575768
日本のB級文化の中でも異彩を放つ、名古屋を中心とした文化圏。そのエッセンスを集めてしまった観光本。名古屋グルメに珍スポット、そして珍寺。ホログラムに金ラメ仕様のムダにコストのかかった装丁もイカしてます。

東海発 バカルト紀行
著者:大竹 敏之 他
出版社:風媒社  価格:¥ 1,470  ISBN:4833101092
こちらも名古屋を中心とした東海文化圏を扱った観光本。温泉太郎さんのマンガによる紹介が、分かりやすいような分かりにくいようなビミョウなテイストがヨイ感じです。

石原宗祐・僧清虚・岩松助左衛門
著者:田郷 利雄
出版社:西日本新聞社  価格:¥ 1,529  ISBN:4816703691
「ふくおか人物誌」の第2巻? 福岡県部崎岬にコンクリ像が建立された僧清虚について書かれた貴重な本です。高野山へ修行に行く途上部崎に留まり、行き交う船の安全のために灯りをともし続けたことなどが書かれています。

京都大仏御殿盛衰記
著者:村山 修一
出版社:法蔵館  価格:¥ 2,940  ISBN:4831874817

大仏・大観音関連本(小説)

 大仏・大観音に関連した小説。奈良の大仏建立前後の歴史の流れに、ただ今管理人ハマり中。各地に巨像が立ち並ぶ弘法大師空海もその流れの中で見ていくと、興味深いモノがあります。

国銅〈上〉
著者:帚木 蓬生
出版社:新潮社  価格:¥ 620  ISBN:410128816X
東大寺の大仏建立にかける男たちの熱い物語。ってゆうか、「熱い」とゆーより、むしろおだやかで純粋なカンジ(スーパーサイヤ人やないよ)の雰囲気かも。タイトルの通り、「銅」が主題のひとつ。主人公は「奈良登り」、つまり、現在の山口県の長門の銅山の人足(労働者)である国人(くにと)。銅の産出から、奈良平城京への旅、大仏建立…そして、長門への帰還。一労働者の視点からの物語は鮮烈です。

国銅〈下〉
著者:帚木 蓬生
出版社:新潮社  価格:¥ 620  ISBN:4101288178
平城京で大仏建立に立ち働く国人。苛酷で明日をも知れない生活ではありますが、国人の優しくたくましいキャラが救いです。「銅」を扱う際の場面描写も圧巻ですが、「食」を中心とした人々の生活の描写にも力が入っています。この物語を読んでからは、銅の手触りや大仏のパーティションライン(?)にも愛着がわくようになりました。

天平の少年―奈良の大仏建立・乱世に生きる二人
著者:福田 清人 他
出版社:講談社  価格:¥ 515  ISBN:4061472518
いちおう、児童向け小説。主人公の野乃彦の少年とは思えない…というか、人と思えない身体能力に気分爽快(笑)。大仏建立を邪魔する悪い奴らをぶっ倒せ(ストーリーやや意訳)! 荒唐無稽っぽいハナシだけれど、大仏建立を東国方面から語った数少ない小説でもあります。

天平の甍
著者:井上 靖
出版社:新潮社  価格:¥ 420  ISBN:4101063117
天平の世。海を渡った遣唐使は、数々の経典や文物を日本に持ち帰り、日本の発展のためにがむばっておりました。これは、その遣唐使の一員の僧たちの物語。鑑真を日本に連れ帰り、「本当の仏教」を日本に根付かせるためにがむばった僧たちのハナシです。淡々とした文章でつづられる物語ではありますが、胸をしめつけられるような熱い物語です。今日本にフツーに存在する仏教文化の重要な根に触れた気分です。

空海の風景〈上〉
著者:司馬 遼太郎
出版社:中央公論社  価格:¥ 720  ISBN:412202076X
司馬遼太郎による空海の小説。まぁ、「小説」というよりも、司馬氏による空海談義…といった趣が強いのですが、色々な史料を元に歴史を想像することの楽しさが伝わってきます。唐での空海の生活や、密教伝来についての予備知識等々、読んでいてワクワク(死語)させられました。

空海の風景〈下〉
著者:司馬 遼太郎
出版社:中央公論社  価格:¥ 780  ISBN:4122020778
最澄タンカワイソス(爆)。いえ、ま、それはそれとして(^^;)、渡唐前よりも、やはり帰国後のほうが空海の資料も多く、性格など輪郭がクッキリしてるカンジ。あまり小説らしくないとは思いましたが、ラストにはしびれました。

『空海の風景』を旅する
著者:NHK取材班
出版社:中央公論新社  価格:¥ 2,205  ISBN:4120033066
司馬遼太郎の著作の舞台を訪ねたNHKスペシャル「空海の風景」の書籍版。まだこのドキュメンタリー番組自体は観ていませんが、書籍版はディレクターらの思い入れなども書かれていて面白いです。文庫版もあります。

空海秘伝
著者:寺林 峻
出版社:学陽書房  価格:¥ 735  ISBN:4313750797
空海の讃岐出立から入定まで、ほぼ全生涯を描いた小説。空海のキャラがやや希薄で、周りの人・状況に流され過ぎな描写というカンジもありますが、文章も読みやすくコンパクトにまとまってる本なのでオススメ。

空海―高野開山
著者:寺林 峻
出版社:学陽書房  価格:¥ 840  ISBN:431375198X

高野開山にかけた空海の半生を描く物語。とはいえ、主人公は空海門下の実慧(じちえ)。この小説で描かれる空海は、けっこー自分勝手なおっちゃん(爆)なので、実務担当の実慧が苦労する場面が多いのが特徴かな(^^;)。「空海の風景」ではほとんど触れられていない高野開山に焦点が絞られているのもポイント。日本各地に数多く存在する弘法大師空海の巨像も、この小説を読んだ後だと、いっそう味わい深くなるよーな気がします。にしても、高野山に行く前にこの本を読んでおきたかったなぁ(^_^;)。まぁ、また行けばいっか。


雲と風と―伝教大師最澄の生涯
著者:永井 路子
出版社:中央公論社  価格:¥ 900  ISBN:4122017157

空海と同時代を生きた比叡山宗祖最澄の生涯を描いた小説。ただ、桓武天皇とのかかわりを大きなテーマとして描いている小説なのですが、正直、イマヒトツそこらへんが伝わってこない感はありました(^^;)。とはいえ、最澄の生涯を知ることで、空海やその時代の背景を別の角度から知ることが出来ます。その意味で貴重な最澄タン小説です。


大仏・大観音関連本(漫画)

 大仏・大観音に関連した漫画。小説よりもフィクション率は高まりますが、大仏の歴史に楽しみ親しむには最適な媒体かも。

ブッダ
著者:手塚 治虫
出版社:潮出版社  価格:¥ 509  ISBN:4267013012
仏教の開祖ブッダの生涯を描いた漫画。インドの小国のシッダルタ王子と周囲の人々を生き生きとしたキャラで描いています。フィクションの部分も多いですが、"だがそれがいい"。人間臭く、悩み苦しみ生きていくブッダのキャラは秀逸です。手塚作品の中でも稀有な長編であることも魅力。「火の鳥」などでも描かれる「生と死」というテーマが、より掘り下げられていまふ。

火の鳥 鳳凰編
著者:手塚 治虫
出版社:角川書店  価格:¥ 500  ISBN:4048536362
手塚治虫の「火の鳥」の中でも傑作(当社比)との呼び声も高い鳳凰編。隻眼隻腕の荒くれ者我王と、仏師茜丸を主人公とした物語のクライマックスを彩るのは、東大寺大仏建立。時代の荒波にさらされながら懸命に命を燃やす人々の姿に心打たれます。

女帝の手記―孝謙・称徳天皇物語
著者:里中 満智子
出版社:中央公論新社  価格:¥ 620  ISBN:4122030528
孝謙女帝を主人公とした歴史絵巻。孝謙天皇の父は、奈良の大仏建立で有名な聖武天皇。藤原氏を軸とした権力争いなどがメインですが、大仏建立についても描かれています。中公文庫版は全4巻。

神社のススメ
著者:田中 ユキ
出版社:講談社  価格:¥ 550  ISBN:406314366X
本格神社ラブコメマンガ(!?)。作者さんに神社勤めの経験があるらしく、神社の運営や巫女さんのお仕事が分かって楽しいです。女性キャラも男性キャラも魅力的。お寺がらみの話もありますよん。

大仏関連DVD

大仏関連…というと、ちょっと誤解を招きそうでアレですが、珍寺・大仏マニアにオススメのDVDです。

ロード88 出会い路、四国へ 
監督:中村幻児  出演:村川絵梨 他
KEI評価:  Amazon評価:★★★★☆
白血病の少女がスケボーで四国八十八ヶ所をめぐる萌え萌えロードムービー。いくつもの人生と触れ合いながらの旅にじんわりと共感できます。主演の村川絵梨ちゃんの明るく快活な笑顔に癒されましょう。

下妻物語
監督:中島哲也  出演:深田恭子 他
KEI評価:  Amazon評価:★★★★☆
嶽本野ばら原作。茨城県下妻に住むロリータファッションの少女とヤンキー少女の友情と成長の物語(?)。観ると元気になれるこの作品、日本最大の牛久大仏サマがばっちし登場します(笑)。

(注)価格は税込みです


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